2007-01-01から1年間の記事一覧

『聞』にある『耳』は出るか出ないか?−その3

さて、前々回では「『聞』の『耳』は出ても出なくても構わない」と結論付けた訳だが、 これは基本的に『常用漢字』について言及したものである。 この時問題になったのは、 小学校での漢字の字形指導の拠り所をどこに置いているか ということで、筆者は『常…

本日の書籍

本日購入新刊本は、大阪春秋 no.128出版社/メーカー: 新風書房発売日: 2007/10メディア: 大型本この商品を含むブログ (1件) を見る特集『近代大阪の出版事情』。本木昌造についての記事あり。 typographics ti 漢字特集。 季刊graphic/design[グラフィックデ…

本日注文

ローマ字印刷研究―紀田順一郎セレクション (HONCOレアブックス)作者: 井上嘉瑞,志茂太郎,紀田順一郎出版社/メーカー: 大日本印刷ICC本部発売日: 2000/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る勢いで注文してしまった...。 まあ、…

本日購入

+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2007年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2007/09/27メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る見ての通り、テーマは文字についてなのだが、このような系統(どんな系…

『聞』にある『耳』は出るか出ないか?−つぶやき

前回『聞』にある『耳』は出るか出ないか?を書いて 字形の許容の幅を認めるべき旨を論証してみたが、 教育に携わる側からは標準となる字形が、それも厳密に定められた字形が、 求められているのだろう。 字形に許容の幅があると、受験やテストの採点の際、…

『聞』にある『耳』は出るか出ないか?

※註)本文中に、特定の教育に携わる関係の名称が出ているが、元ソースを踏まえたために敢えて例として出しているのみであることを断っておく。 『オーマイニュース』に 「聞」の漢字を書くとき、耳、はみでていますか? - OhmyNews:オーマイニュース “市民み…

説文解字について

本日、2007-04-15付 説文解字に、以下の内容を追記。 参照本に中国漢字紀行 (あじあブックス)を追加。 説文解字の解説の参照URLを追加。 『説文解字』の諸本に、『説文長箋』を追加。 『説文解字注(段注)』の参考文献に、「段玉裁『説文解字注』の成立過程…

説文解字について

2007.11.7追記 以下の内容を、新たにWiki:辞源諸説にまとめたのでご覧あれ。まだまだ構築途中だが。今後の更新もそちらにて行うので。 説文解字について調べていたら、様々な刊本があることを知り、それが余りにもややこしいのでここにまとめることにする。…

Universについて

注)2004年頃にまとめたもので、まだ調べ足りない箇所がありますがそのまま掲載します。微修正は追々ということで。 更新履歴 2009年3月20日:参考文献を追加。 2009年11月26日:注記*7を加筆追記。 2010年5月26日:参考文献を1点追加。(Adrian Frutiger - …

Helveticaについて

注)これは2004年頃にまとめたもので、まだ調べ切れていない箇所が多々ありますがそのまま掲載します。微修正は追々ということで。 追記情報)2009年3月20日:参考文献を追加。 Helveticaの語源 スイスの正式名称であるラテン語名『Confoederatio Helvetica…