欧文書体部位名称図β版完成と公開

さてさて、9月末から早2ヶ月、欧文書体部位名称図のβ版が完成。
2ヶ月間のほとんどを部位名称の語義確認のため英文を読まねばならない状況に。
英語もっと勉強せなアカンなぁ。


これまでも、欧文書体部位名称の図解(それらは全て、幾文字かを抜粋して図解しているのみ)は数多く存在しているが、
ラテン文字の大文字・小文字の全文字それぞれの部位名を網羅して図解したものは見たことがない。
抜粋した図解では他の文字の部位名が分かりづらい。


で、調べられるだけ調べて、各文字に部位名を反映させたのが下図。
「β版」と名乗っているのは、実はまだ腑に落ちないところが多々あるもので。
理由は、

  1. 英語読解力不足
  2. 部位名には上位カテゴリがあると仮定しているが、その仮定が正しいかどうかが不明
  3. 同一部位に何個も名称がある
  4. 同一名称でも指してる部位が異なる
  5. カリグラフィーでの名称と活字での名称が混在している可能性がある
  6. ある部位の名称が未だ不明な文字がいくつかある

など。
あと図がごちゃごちゃして見づらいので、レイアウトも改良せねば。
なので、今は参考程度でということでとりあえず公開。
各部位の語義参考文献をまとめたものは拙Wikiに。

背景白版(1680×1050pix、96dpi、214KB)

背景濃灰版(1680×1050pix、96dpi、201KB)


正式版では、β版のように一枚にまとまらないと予測していて、各文字ごとになる予定。
β版では各文字の部位を明確に表示していないので(不明点が多いため敢えて曖昧にしている)、正式版ではそうしようとしているが、そうするとなると上位カテゴリごとに表示した方がわかりやすいので一文字ごとの表示量がβ版よりも多くなるので。