typography

「21世紀のクリスマスカード」をVandercookで製作してトニカク文字イリ展で販売

あと1週間に迫ってきたJ-LAF主催「〜トニカク文字イリ〜 Christmas+Christmas展 in 関西」、前回に引き続き出品するが、その出品作品を先週自ら活版印刷を、但し今回は手フートでもプラテンでも無く、なに活さんに新しく加わったVandercook SP-15を時間貸し…

TRUNK DESIGN主催活版印刷ワークショップに神戸へ行ってきた

11/13日曜の昼、ぼぉ〜っとつぶやきのTLを眺めていたところ、「活版印刷ワークショップ開催」の文字列が目に飛び込んできた。ある方からがリツイートされたもので、神戸で11/14月曜日分参加者募集中というキンキンな日程だけども、11/11金曜日の活版印刷所見…

Zapf展図録販売、代引きの取扱はじめました

2011.10.11追記:J-LAF様がZapf展図録の販売を開始いたしました。 Zapf展図録の販売が、J-LAF様にて開始されました。 詳細はJ-LAF様のサイトをご覧ください。 なお、なに活様(大同印刷所)での販売は終了しておりますので、なに活様(大同印刷所)へのお問…

Zapf展図録販売いたします

2011.10.11追記:J-LAF様がZapf展図録の販売を開始いたしました。 Zapf展図録の販売が、J-LAF様にて開始されました。 詳細はJ-LAF様のサイトをご覧ください。 なお、なに活様(大同印刷所)での販売は終了しておりますので、なに活様(大同印刷所)へのお問…

個人的Zapf展顛末記

遂にZapf展が無事開幕した。今回縁あって、Zapf展の様々な事柄に携わることに相成った。助っ人としてだが、ここでワタクシが関わった事柄をここに書き連ねつつ、Zapf展の紹介をしてみようと思う。 チケット 今回は先にZapf展のポスター・チラシ・図録の制作…

組版ステッキのおはなし―第3回Double KneeとAlbion

今回は、ちょっと変わった「Double Knee」タイプと、後にKneeの形状がスタンダードの1つになる「Albion」タイプについて。 This time, I introduce a oddish composing stick “Double Knee”, and the “Albion” that become one of the standard knee form la…

組版ステッキのおはなし―第2回Common Screw Stick

Common Screw Stick (PHOTO by gillographic: original is on Flickr) アメリカ・ヨーロッパを問わず、一番古いステッキの形式の一つ。最初は木製、途中一部の部品を金属で補強し、後に全てを鉄または鋼などで製造するようになる。Kneeを固定するのに色々な…

組版ステッキのおはなし―第1回序論:成り立ちと部品名と寸法など

はじめに Preface ひょんなことから今週になって、組版ステッキについて調べ始めたら色々と興味深い資料が出てきてすっかり嵌ってしまった。といってもほとんどがアメリカの資料ばかりで特許情報を含めてそれなりに集まったけども、ヨーロッパや日本のものは…

今日の文字

NHKテレビテキスト「テレビでイタリア語」をパラパラ捲っていて気付いた文字というか単語。 「caffè」、イタリア語でコーヒーのこと。その綴りの語末「e」に【英】グレイヴ・アクセント(grave accent)、【伊】アッチェント・グラーヴェ(accento grave)が…

欧文書体部位名称図正式版のレイアウトサンプル

先週、欧文書体部位名称図β版をアップしたところ思わぬ反響をいただきまして吃驚している。 で調子に乗って早速正式版のレイアウトサンプルなどを制作してみたので、これまたアップしてみる。 今回は、以下のことを表示するために1シート1文字にしている。 …

欧文書体部位名称図β版完成と公開

さてさて、9月末から早2ヶ月、欧文書体部位名称図のβ版が完成。 2ヶ月間のほとんどを部位名称の語義確認のため英文を読まねばならない状況に。 英語もっと勉強せなアカンなぁ。 これまでも、欧文書体部位名称の図解(それらは全て、幾文字かを抜粋して図解し…

欧文書体の部位名称集β版―「A」「B」

早速、大文字「A」「B」について、部位名称集β版を作成してみたので公開をば。 まだまだ検証すべきことが山積しているので、これからもちょくちょく変更していく予定なのであしからず。 因みに、「*(アスタリスク)」の付いている単語は2つ以上の意味があっ…

小林章氏講演inアップルストア銀座 編

ここでは、「スクリプト体」についてのお話から、昨日の印刷博物館での講演を敷衍したお話。 で最後に、WSでカリグラファーの方たちが制作したカリグラフィーフォントの紹介もあり、恥ずかしながら自分のやつもご紹介にあずかりまして。(どれかは秘密)

小林章氏講演in印刷博物館 編

印刷博物館での小林章氏講演ということで、初めて印刷博物館に来た。 で、ここでのお話の内容(質問に対するご回答含めて)は、 書体の改刻についてのお話を踏まえた、文字を「見る目」について、どこまでの精度で違いを見ることが出来るか。 文字だけを見る…

小林章氏WS(カリグラファー限定)参加編

2010年11月7日(日)第1日目 前日午後11時23分、J-LAF主催の小林章氏WS参加のため、夜行バスにて大阪駅桜橋口から出発。 午前7時過ぎ、夜行バスにて東京駅日本橋口に到着。乗車時間約8時間。 2階建てバスは狭い暗い、遮光カーテンが閉じっぱなしなので何処を…

欧文書体の部位名称集β版制作の為のサンプル

さて、早速β版制作に向けてα版の整理とまとめをしつつ、一寸β版のサンプルを制作。こんな感じ。 通例の部位名称表と異なり、ある文字で代表させるのではなく、各文字一文字ごと全てに対して部位名称を明らかにしようと、またStroke(筆画)、Parts(部位)、…

欧文書体の部位名称の泥沼にハマった輩がyPadを買いその巻末を見てしまったの巻

「yPad」を無事購入 さてさて、本日、巷で話題の「yPad」を無事購入。 感想は、 『10年前に出会いたかった!!!』 仕事内容が文字通りカタログ制作の最初(クライアントとの打合せ)から最後(納品)までほぼ全ての作業に関わるものだったので、 既存スケジ…

欧文書体の部位名称を只管掻き集めて泥沼にハマるの巻

さて、ここ1〜2ヶ月程「欧文書体の部位名称」なんてものを調べていて泥沼にハマっておりました。 今は大分メドが立って、これからβ版へ向けて精査して行くと云う段階。 最終的に何がしたいか。 これまでの部位名称が、ある文字を代表してこの部分は何々、と…

不親切な用語解説--小文字『a』と『g』の各2種の字形と英語名称

エ〜、先日Twitter上で盛り上がっていた話題『Togetter - 「小文字"g"で広がった組版プロの方々との会話メモ」』に勝手に便乗しまして、小文字『a』と『g』に各々2種類の字形の、その英語名称について調べてみた。意外に用語集に掲載されていないのが興味深…

不親切な用語解説--aperture

書体用語を調べているときに出くわした『aperture』なる語、『counter』なる語との区別がつかず、今の今まで調べていたのでその結果らしきものの概要を報告してみる。 結果は、どうも2種類の意味がありそうで、その一つが『counter』と非常に似た意味を持っ…

不親切な用語解説--段落標『¶』の英訳

昨日、用語収集作業を行っている最中に見つけた英語についての紹介をば。 段落標『¶』の英訳は、通常paragraphまたはparagraph markだが、もうひとつ手持ちの辞書には掲載されていない単語がある。 それがpilcrowという語。 洋書の用語解説ではpilcrowは普通…

不親切な用語解説--活字「父型」の英訳の追加情報

2010-06-03に、長らく不明だった不親切な用語解説--「父型」の英訳として「punch」を取り上げたが、ここにきて新たな英訳を見つけたので報告する。 Helvetica forever ヘルベチカ・フォーエバー -タイプフェイスをこえて-p.158-159に日独英の「用語対応表」…

「print」の意味で一瞬意味が不明だったもの

「print」、よく見るしよく使う単語の一つである。 この単語は色々な意味を持っているが、その中で動詞として使う場合の内、自分にとって一瞬意味が不明だったものをここにご紹介する。 通常の意味は以下の通り。 印刷する;活字にする 〈本などを〉出版する…

待ち遠しいモノども

今日から7月末までの文字ッ子注目書籍。 さあ、合計いくらだ? あえて計算しないぞ。 市川崑のタイポグラフィ 「犬神家の一族」の明朝体研究作者: 小谷充出版社/メーカー: 水曜社発売日: 2010/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 206…

不親切な用語解説--「父型」の英訳

2008-12-09に、不親切な用語解説--「matrix」(母型)を取り上げたが、長らく不明だった「父型」に該当する英語がわかったので報告する。 答えは意外にあっさりと見つかった。先月発売されたVIVA!! カッパンに載っていた。 では答え。 活字父型(punch)VIVA…

タイポでもじもじな読みモノ

New Type T-shirts from DADADASTUDIO ヘルベチカやフルティガーなどの書体をあしらったTシャツ。それよりも、扇風機を使った見せ方がおもろいという…。 What deux yeux have teux deux teuxday? ブラウザベースのTo Doソフトなのだが、シンプルなデザインの…

タイポな読み物&映像

Founders Grotesk | I love typography, the typography and fonts blog 活字遊行1 活字との出合い|B+[ビータス] Typography that Moves You | Fuel Your Creativity Justified Type - Fonts.com München hat – endlich – eine Otl-Aicher-Straße | Slant…

待ち遠しいモノども

『デザインのひきだし10』 来月発刊予定の『デザインのひきだし10』の巻頭特集がなんと、 「活版・凸版印刷」ということなので、今からソワソワ。 デザインのひきだし・制作日記 : 次号は活版特集! 『Retro Fonts 1830-1990 世界のレトロフォント大事典』 R…

ゴードン恵美 ワークショップ「レターカッティング入門」に行ってきた

以前知った、 大阪は弁天町市民学習センターにて行われた、 ゴードン恵美 ワークショップ「レターカッティング入門」に参加してきた。 都合により最終日には参加できないけれども、 かなりの衝撃と、ヒジョ〜に有意義な内容だった。 それと、約10年ぶりの手…

ゴードン恵美 ワークショップ「レターカッティング入門」

小林章さんのデザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」 : 碑文の体験ワークショップ経由にて。 大阪は弁天町市民学習センターにて、 2009年10月31日(土)〜11月2日(月)10:00〜16:30の3日間、 ゴードン恵美 ワークショップ「レターカッティング…